発泡スチロールは、その軽量さから梱包材などによく使用されますが、使い終わった後の処理には頭を悩ませることが多いですよね。
特に 大きなピースは、そのままではゴミに出すにも場所を取り、処理が困難です。そんな時、100円ショップの商品を活用して、手軽に溶かすことができればとても便利です。
1.溶かす100均の商品 3選
熱で溶かす発泡スチロールカッター
ダイソーなどの100均ショップで購入可能。ニクロム線が熱を発して発泡スチロールを溶かしながら切断します。
単2乾電池で動作し、安全に利用できる設計が特徴です。
液体で溶かすアセトン含有の除光液
アセトンは有機溶剤で、発泡スチロールを迅速に溶解させることができます。
除光液を少量発泡スチロールに滴下するだけで、素早く溶け始めます。
液体で溶かす油性カラースプレー
油性の成分が発泡スチロールを溶かすため、塗装の際は注意が必要です。スプレーの方法で均一に溶かすことができますが、使用後は適切な換気が必要です。
2.大きな物を小さくするコツ
大きな発泡スチロールを
効率的に小さくするためには
以下の方法が役立ちます。
カット前に軽く熱を加える
発泡スチロールカッターやヒートガンを使用して、切る前に軽く熱を加えることで、切りやすくなります。
部分的に切り込みを入れる
大きなピースの場合、完全に切り分ける前に部分的に切り込みを入れ、その後で体重をかけて折り曲げると、小さくする作業が楽になります。
3.家庭で簡単!5つの方法
発泡スチロールはリサイクルが難しい素材ですが、家庭で手軽に小さくする方法を使えば、ゴミの体積を減らすことができます。
手で小さくちぎる
方法:手で発泡スチロールを小さなピースにちぎります。
手順:大きな発泡スチロールを取り、手でサイズが扱いやすい小片にちぎります。この方法は工具を必要とせず、簡単に行えますが、多少の屑が発生するため、作業は広いスペースで行うことが望ましいです。
カッターナイフを使用する
方法:カッターナイフやその他の切断工具を用いて発泡スチロールを切ります。
手順:カッターナイフで発泡スチロールをスライスし、必要なサイズに切断します。切断面が滑らかになるように、ナイフを常に鋭利に保ち、安全な切断台の上で作業を行います。
溶解剤を使う(アセトン)
方法:アセトンを含む除光液を使って発泡スチロールを溶解させます。
手順:少量のアセトンを含む除光液を発泡スチロールに塗布または滴下し、化学反応で溶かします。この方法は迅速ですが、換気を良くすることが必要であり、直接肌に触れないよう手袋を着用してください。
熱を利用する(熱湯)
方法:熱湯を使って発泡スチロールの形状を変え、体積を減らします。
手順:沸騰したお湯を発泡スチロールにかけます。熱により発泡スチロールが収縮し、体積が減少します。この方法は熱による収縮が限定的ですが、ある程度の体積減少を期待できます。
圧縮して束ねる
方法:発泡スチロールを圧縮して物理的に体積を減らし、ロープやテープで固定します。
手順:発泡スチロールを可能な限り小さく折りたたんで、圧縮します。その後、強力なテープやロープでしっかりと束ねて形を保持させます。
これにより、ゴミとして出す際の体積を減らすことができます。
これらの方法は、家庭で安全かつ簡単に実行でき、発泡スチロールの体積を効果的に減らす手助けとなります。どの方法も適切な安全対策と共に行うことが重要です。
4.注意事項
有害物質の取り扱い
アセトンなどの有機溶剤を使用する際は、吸入しないように注意し、換気の良い場所で作業を行ってください。
引火の危険性
発泡スチロールを熱で溶かす際は、火災のリスクがあるため、十分に注意してください。
5.まとめ
発泡スチロールの処理は、大きさとかさばり具合によって日常生活で面倒な問題となりがちです。
しかし、100均で手に入る便利な商品を使用することで、この問題を手軽に、かつ効果的に解決することが可能です。
以下に、それぞれの方法とその利点、注意点を詳しく説明します。
熱で溶かす発泡スチロールカッター
利点:手軽に利用でき、切断面が滑らかで、屑が出にくい。操作も簡単で、単2乾電池1本で動作し、使用後の片付けが容易です。
注意点:使用中はニクロム線が非常に高温になるため、火傷に注意が必要です。また、切断する際は換気を良くすることが求められます。
液体で溶かすアセトン含有の除光液
利点:速効性があり、少量で発泡スチロールを大幅に減量できます。また、市販の除光液を使用するため、特別な道具を準備する必要がありません。
注意点:アセトンは人体に有害で、引火しやすいため、使用する際は保護手袋やマスクの着用が必要です。作業は必ず換気の良い場所または屋外で行いましょう。
液体で溶かす油性カラースプレー
利点:スプレータイプなので広範囲にわたって迅速に作業を行うことができます。また、色をつけながら溶かすことも可能です。
注意点:油性スプレーは引火のリスクがあり、蒸気を吸い込むことが健康に悪影響を与える可能性があるため、屋外での使用が推奨されます。また、使用後はスプレー缶を適切に処理する必要があります。
小さくするコツ
切り込みを入れて折る:大きなピースは、途中まで深く切り込みを入れた後、体重をかけて折り曲げることで、大きな力を使わずに簡単に小さくすることができます。
熱した工具を使用:カッターやヒートガンを使い、熱を加えることで発泡スチロールを柔らかくし、より容易に切断することができます。これにより、労力を省きつつ整った切断面を得ることが可能です。
これらの方法を使用する際は、常に安全を最優先に考え、適切な予防措置を講じることが重要です。
手軽に入手可能な100均商品を活用して、発泡スチロールの処理を効率的かつ安全に行いましょう。