ご祝儀袋のふくさ 使い方と作法、持っていない時の対処法も解説

マナー

  「袱紗 (ふくさ)」は、日本の伝統的な礼儀作法において重要なアイテムです。しかし、その使用方法や必要性について知らない人も増えてきています。

このブログでは、ふくさの役割や使い方、購入方法から代用方法まで詳しく解説し、誰でも分かりやすいように説明します。ふくさを正しく使い、正式な場面でのマナーを身につけましょう。

 

ふくさとは何か?

「ふくさ」は、贈答品やご祝儀袋、香典などを包むための布です。ふくさを使用することで、物を丁寧に扱い、相手に対する敬意を示すことができます。
特に 結婚式や葬儀などの正式な場面では、その使用が推奨されます。

ふくさの持ち方

「ふくさ」は正しい持ち方があります。一般的には、左手でふくさを持ち、右手で封筒を持つのが礼儀とされています。
また、ふくさを使う時は、いつも清潔に保つことが大切です。

このように、ふくさは日本の伝統的なマナーを守るために大切な役割を果たします。
色や使い方を覚えておくと、大切な場面で役立つでしょう。

 

ふくさの購入方法

・百貨店

高品質で上品なデザインを中心に商品が揃っています。

・専門店

和装小物を扱う店などで、伝統的なデザインや高級素材のふくさが 見つかります。

・オンラインショップ

Amazonや楽天などで、様々なデザインや価格帯の ふくさを購入できます。

・和雑貨店

商店街や観光地の和雑貨店でも 購入できる ふくさが様々あります。

また、購入する際は 使用する場面や目的に合わせて色や素材を選び、質と価格のバランスを考えることも大切です。
購入時には 洗濯方法や保管方法などを確認し、末長く使えるようにしましょう。

 

ふくさの基本的な使い方

1.ご祝儀袋や香典袋を用意する
2.ふくさを広げ、中央部に ご祝儀袋や香典袋を置きます
3.四隅を順に折りたたみ、ご祝儀袋や香典袋を包みます

折りたたむ順番は 右下左上右上左下です。

 

香典の渡し方とマナー

香典を渡すタイミング

香典を渡すタイミングは受付を済ませた時です。受付で名前や住所の記帳をした後にその場で渡すのが基本的な流れで、一言 相手側に声をかけてから、深く一礼して渡しましょう。

受付がないケースの場合は、ご遺族に直接渡すか、会場にいるスタッフや世話役など葬儀を取り仕切っている人に渡すことが多いようです。

自宅葬ならご遺族に挨拶するときに渡すか、仏前にお供えする形で渡すのがいいでしょう。ただし、状況によっては渡すタイミングが異なることを頭に入れておきましょう。  

 

香典の渡し方

渡す時には、のし書きの「文字の向き」を気にする必要があります。香典を渡す際は、相手側にのし書きの文字が読めるような向きに変えてから渡すように心がけましょう。
また、渡す時は 必ず両手で渡します

両手で渡す際、ふくさは受付の台に置いておきましょう。金封タイプのふくさの場合は、ふくさの上に香典袋を置いて渡してください。

葬儀の後に自宅に弔問し、香典を渡す場合は向きが変わります。ご遺族に直接 渡す場合には前述したとおりの向きで問題ないとされていますが、仏前に供える形で渡す場合は、自分で文字が読める向きで供えましょう

 

慶弔両用のふくさについて

ふくさには、慶事(結婚式などのお祝い事)と弔事(葬式などの悲しみ事)の両方に使える「慶弔両用」のタイプがあります。

これらは表裏で色や柄が異なり、慶事には明るい色、弔事には暗い色を使い分けられます。選ぶ際のポイントは以下の通りです。

・デザインと色

両方の場面に適したデザインと色を選びます。片面が赤や金、もう片面が黒や紫などの組み合わせが一般的です。

・素材

シルクや綿などの高品質な素材が好まれます。丈夫で美しい風合いのものを選びましょう。

・使い勝手

折りたたみやすく、持ち運びに便利なサイズや形状のものをものを選びましょう。

 

ふくさ選びのポイント

用途に応じた選択

「慶事用」、「弔事用」、「慶弔両用」など、使用する場面に応じて選びます。

素材の質

高品質な素材を選ぶ事で、見た目の美しさと耐久性が向上します。

デザイン

シンプルで上品なデザインのふくさが、どの場面でも無難に使えます。特に 慶弔両用の場合、両方の場面に適したデザインを選びましょう。

価格

予算に応じたふくさを選びますが、あまりにも安価なものは避けましょう。質の良いものを選ぶことで、長く使用できます。

 

ふくさが手元にない場合の代用方法

万が一、ふくさを用意できなかった場合でも、代用できる方法があります。 以下のアイテムを使用することで、ふくさの代わりとすることができます。

ハンカチ

清潔でシンプルなデザインのハンカチを使用することができます。ご祝儀袋や香典袋を包む際には、ふくさと同じように四隅を折りたたんで包みます。

風呂敷

ふくさが無い場合、大判の風呂敷を代用することも可能です。風呂敷は多用途に使えるため、一つ持っていると便利です。

布製の袋

シンプルで上品な布製の袋も代用品として使用できます。特に 専用のご祝儀袋や香典袋を入れるための袋があれば、そのまま 使用できます。

これらの代用品を使用する際にも、相手に対する敬意を忘れず、丁寧に扱うことが重要です。

 

まとめ

「ふくさ」は、日本の伝統的な礼儀作法を守るために重要なアイテムです。正式な場で使うことで、相手に対する敬意を示し、丁寧な印象を与えることができます。
お祝いごとやお悔やみのときなど、大切な場面で活用できるでしょう。

また、「ふくさ」選びのポイントも参考にして、自分に適したものを選びましょう。伝統を重んじながら、現代のマナーを守ることで、どのような場面でも自信を持って対応できるようになります。

本ブログでは、「ふくさ」の役割や使い方、購入方法から代用方法まで詳しく解説しました。

 

 

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