雷が鳴ると、私たちの日常生活におけるスマホの利用にも十分な注意が必要になる場合があります。 このブログでは、あまり聞きなれない「誘導雷サージ」への理解と、さらには、雷が鳴る日にスマホを守るための具体的な対策8つを紹介して行きます。
1.雷時のスマホ利用の基本
雷が鳴っている時にスマホを安全に利用するためには、まず、最も基本的な原則を理解する必要があります。
それは、「サージ(突然の電圧上昇)」のリスクです。
サージって何?
サージとは、雷による電気エネルギーが周辺の電力線や通信線を介して非直接的に家電製品に起こる現象で「誘導雷サージ」と呼ばれます。
雷が 直接建物に落ちなくても、近くに落雷した場合、その影響によって、スマホを含む電子機器が故障したり、最悪の場合は、火災につながることもあります。
2.雷時のスマホ対策 8選
雷の日にスマホを守るためには、
以下の対策をとってください。
通信機器への接続
雷が鳴っている間は、スマホを固定電話やモデムなどの通信機器に接続しないでください。
電源プラグを抜く
雷が近くに聞こえたら、電源を抜き、公共の充電ステーションなども避けましょう。
使用していない時は電源オフ
使用していない時はスマホの電源を切っておくことで、サージによるリスクを減らすことができます。
サージプロテクター使用
サージプロテクター付きの電源タップを使用して、電気のサージからスマホを守りましょう。
保存データのバックアップ
データをバックアップして、万が一のデータ損失を防ぎましょう。
屋外での使用
雷雨中に屋外でスマホを使用することはできるだけ避けるべきです。 屋内にいる場合でも、窓際での使用は危険が伴います。
金属製品を避ける
屋根がある安全な場所でスマホを使ってください。湿度が高い場所や金属が多い場所は避けるべきです。
雨に濡れながらの使用
スマホが水濡れてしまうと 故障の原因にもなり、場所によっては山頂など落雷のリスクが高まります。
3.充電時におけるスマホのリスク
スマホは 基本的に家の中で使う分にはほとんど危険はありませんが、充電中の場合は話が変わります。
充電ケーブルがつながっていると、「サージ」による故障リスクが高まります。雷が鳴っている間は、スマホの充電を避け、バッテリーを利用ましょう。
内部回路の破損
電気サージによる直接的な物理的損傷。
バッテリー問題
過充電や暫定によるバッテリーの損傷、発火、または爆発。
データ消失
スマホデータが電気サージにより破損または消滅してしまう場合があります。
充電器の破損
充電器自体がサージにより破損し、使用できなくなる可能性があります。
追加の火災リスク
スマホや充電器の損傷が考えら れる可能性のある二次的な火災リスク。
こうしたリスクを避けるには、
雷が鳴り始めたら
すぐにスマホの充電を中止し、
できるだけ電源を切りましょう
4.近年の落雷による事故
気象変動により、突然のゲリラ雷雨などが国内でも度々起きています。
特に、山間部など 厳しい気象条件になりやすい地域での落雷に伴う潜在的な危険度は高まりつつあります。
一般の家庭でも、雷対策を十分にとって、備えることが重要です。
新潟県の火災 (2012 年)
激しい雷雨が発生し、落雷によって住宅が火災。住宅内の脆弱な電気設備に作用した落雷の放電が直接の原因とされています。
茨城県の複数火災(2008 年)
寒冷前線に伴う一連の激しい雷雨により、複数の落雷が発生し、特に水戸市と石岡市に影響が出ました。嵐の急速な移動により火災が悪化し、被災地域は不意を突かれました。
三重県の火災(2014年)
落雷により工業地帯で大規模な火災が起きました。落雷が貯蔵施設を直撃し、非常に可燃性の高い物質により火は急速に広がりました。
5.まとめ
雷が鳴る夜のスマホ利用は、適切な対策を行うことで十分に安全に行うことができます。スマホを充電中の使用を避け、サージプロテクターの使用、そしてデータのバックアップを怠らないことが重要です。
ブログで紹介した8つの基本的なポイントを守ることで、雷の日もスマホを安全に、そして安心して使用することが可能です。
雷が鳴る日はこれらの対策を忘れずに、スマホとともに安全な一日を過ごしましょう。
雷時のスマホ対策 8選
・通信機器へ接続しない
・電源プラグを抜く
・使用していない時は電源オフ
・サージプロテクター使用する
・保存データをバックアップ
・屋外での使用はやめる
・金属製品の近くを避ける
・雨に濡れながら使用しない