ピアスには 場所によって「痛み」が伴います。どの位置に開けるかで 痛みの感じ方も異なります。
知っているかどうかで大違いと言われる ピアスの位置について詳しく解説します。
ピアスの位置や個数の意味
ピアスの位置や数には、さまざまな意味が込められることがあります。例えば、特定の位置に開けることで運気を上げるとされるものもあります。
そもそもピアスをつけるようになったのは、装飾ではなく魔除けのためだと言われています。
すでに古代のエジプト文明などの時代には、ピアスが存在したことが知られていて、当時は霊や悪魔、邪気などが穴から入ってこないよう、耳や鼻などの開けている部位にピアスをつけたと言われています。
古代エジプトでは、悪魔はキラキラ光るものを嫌がるという説もあったことから、豪華で光り輝くピアスが好んでつけられていたということです。
また、古代ローマでは 魔除けとしてだけでなく、身分や富の象徴として身につけることもあったそうです。日本でも、縄文時代には巫女さんがピアスのような耳飾りをつけていました。
このように 個々の文化や社会的背景によって異なる意味を持つことがあります。ファッションとして楽しむだけでなく、自分のアイデンティティを表現する手段としても使われます。
ピアスの痛くない場所 ランキング5
第5位: 耳たぶ（イヤー・ローブ）
耳たぶは皮膚が柔らかく、神経も少ないため、痛みが少ない場所として人気です。初めてピアスを開ける人にもおすすめです。
第4位: ダイス（耳の内側の軟骨部分）
ダイスは少し痛みを感じることがありますが、比較的痛みが少ないとされています。おしゃれな位置としても人気があります。
第3位: ヘリックス（耳の外側の上部軟骨）
ヘリックスは軟骨ですが、痛みが少なく、多くの人に支持されています。個性的なデザインを楽しむことができます。
第2位: フォワードヘリックス（耳の前側の軟骨）
フォワードヘリックスは他の軟骨部位よりも痛みが少ないとされ、多くの人がこの位置にピアスを開けています。
第1位: トラガス（耳の内側の軟骨部分）
トラガスは痛みを感じにくい位置として最も人気があります。おしゃれで目立つ位置です。
男性の場合の痛い箇所
男性の場合、痛みの感じ方は女性と異なることがあります。一般的に男性は 耳の軟骨部分にピアスを開けるときに痛みを感じやすい傾向があります。
また、耳たぶに比べて皮膚が厚いことが多いため、痛みが増すこともあります。
ピアスの穴が痛む場合、
- 細菌感染
- 粉瘤ができたことによる炎症
- ケロイドができたことによる炎症
などの原因が考えられます。
また、腫れていないのに痛みがある場合は、「肌の内部で炎症を起こしている」と考えられます。
ピアスが通っている穴の部分で、細菌感染やアレルギーによる炎症が起こると、腫れなどの異常が見られなくても痛みが生じます。
メンズピアスで人気の位置トップ5
第5位 スナッグ（耳の内側の縁）
第4位 ダイス（内側の軟骨部分）
第3位 トラガス（内側の軟骨部分）
第2位 ヘリックス（外側の上部軟骨）
第1位 ローブ（耳たぶ）
男性の片耳ピアスの理由
男性が片耳にピアスを開けることが多い理由には、歴史的および文化的な背景があります。
「左耳」
特に西洋では、「左耳」にピアスをすることで異性愛を示すことが一般的でした。
片耳のピアスはシンプルでありながらもスタイリッシュな印象を与えるため、多くの男性がこのスタイルを好みます。
左耳につけるピアスは「勇敢、守る人」という意味があるとされ、「男性らしさ」や「勇気、誇り」を象徴するものと言われています。
男性が 片耳だけにピアスをつける際、一般的には左耳です。偶数のピアスをつける場合は、異性愛者であることを意味します。
「右耳」
「右耳」のピアスは「守られる人」という意味です。「優しさ」や「運命」などの意味があるとされ、「女性らしさ、淑女」を象徴するものだそうです。
男性が「右耳」にピアスをつけていると、同性愛者とみなされる可能性が高いでしょう。
日本では 見た目のファッションを重視する傾向にあるため、それほど気にする必要はありませんが、海外へ行くときは 念のため注意した方がいいと思います。
ピアスを開けた後のケア
痛みの感じ方には 個人差が大きいことを理解しておくことが重要です。
痛みを最小限に抑えるためには、プロの施術者にお願いすることが懸命で
アフターケアも重要になってきます。
洗浄を行う場合
ピアス穴のケアは、消毒よりも洗浄が望ましいです。消毒液では殺菌力で強すぎるため、穴の周りの良い細菌まで殺してしまいます。
具体的には 石鹸などを泡立て、穴の付近に刺激を与えないよう洗浄します。穴の付近には手が触れず、泡のみで洗うのがポイントです。
洗浄は朝と夜の2回行います。傷が安定してきたら、1日1回に減らしてもかまいません。
消毒を行う場合
ピアスを開けた後のケアは洗浄が望ましいですが、場合によっては化膿して消毒すべきケースも出てくるかもしれません。そのような場合は、専用のジェル状消毒液を使った方がいいでしょう。
市販の消毒液では、刺激が強すぎるので不向きです。ピアス穴の専用消毒液といっても、殺菌効果はあるので、一般的な消毒液としても活用することができます。
金属アレルギーのリスク
ピアスを開ける際には、「金属アレルギー」のリスクにも注意が必要です。
特にボディピアスの場合、使用する金属が肌に合わないとアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
アレルギー反応は、赤みやかゆみ、腫れなどの症状として現れ、ひどい場合には感染症を引き起こすこともあります。
そのため、初めてピアスを開ける場合やアレルギー体質の人は、医療機関で施術を受けることをおすすめします。
また、使用するピアスの素材にも注意し、ニッケルフリーやチタン製などのアレルギーリスクの低い素材を選ぶことが大切です。
まとめ
ピアスを開ける位置によって痛みの感じ方が異なるため、事前に情報を収集し、自分に合った位置を選ぶことが大切です。
また、男性と女性で痛みの感じ方や人気の位置が異なることを理解し、自分のスタイルに合ったピアスを楽しんでください。
ピアスは個性を表現する素晴らしい手段ですので、安全に楽しむための情報を参考にして、快適なピアスライフを送りましょう。
このブログ記事が、ピアスの位置選びに迷っている方々の参考になれば幸いです。
ピアスを開ける際には、安全を第一に考え、自分の体を大切にしながらおしゃれを楽しんでください。
