重たそうな器が特徴のSTAUB（ストウブ）は、実は 機能性が高く、万能アイテム。
1世紀以上の歴史の中で培われた技術と近代的なデザインが施され、煮込み・焼き付け・炊飯・無水調理など、食材の旨味を活かし、食卓を賑やかにすると言われます。
独自の旨味閉じ込めで、ご飯も美味しく炊けると評判です。
STAUB (ストウブ)とは？
STAUBは、1974年にフランスで誕生した鋳鉄ホーロー鍋のブランドです。その特徴は以下の通りです。
材質
厚みのある鋳鉄製で、外側はホーロー加工が施されています。これにより、熱を均一に保ち、保温性も高いです。
デザイン
カラフルで洗練されたデザインが特徴、料理だけでなくキッチンを彩ります。
機能性
蓋が重く、密閉性が高いため、蒸気を逃がさず食材の旨味をしっかり閉じ込めます。これが炊飯にも 適している理由の一つです。
STAUBは様々な料理に使えますが
特に ご飯を炊くことで、
その優れた性能を実感できます
美味しく炊飯 ６つの手順
材料
米: 2合（300g）
水: 400ml（米の1.3倍）
手順
1.米を研ぐ
米をボウルに入れ、優しく研ぎます。水が透明になるまで数回すすぎましょう。
2.浸水
米をSTAUBに入れ、計量した水を加えて30分〜1時間浸水させます。これにより、米が水をしっかり吸収し、ふっくらと炊き上がります。
3.加熱
強火で加熱し、沸騰するまで待ちます。沸騰後は1分間強火を維持します。
4.弱火で炊く
弱火にし、10分間加熱します。この時、焦げ付きを防ぐため、火加減を調整することが重要です。
5.蒸らし
火を止め、15分間蒸らします。蒸らし中は蓋を開けないようにします。
6.仕上げ
蓋を開け、しゃもじで優しく混ぜて空気を含ませます。これにより、余分な水分が飛び、ご飯がふっくらと仕上がります。
ご飯がこびりついた時の対策
STAUBで炊飯する時に、
ご飯が鍋底に
こびりつくことがあります
油を塗る
炊く前に、鍋の内側に少量のオリーブオイルやサラダ油を塗ることで、こびりつきを軽減できます。
水分量を調整する
水が少ないとこびりつきやすくなります。適切な水分量を守ることが重要です。
蒸らし時間を守る
蒸らし時間をしっかり取ることで、ご飯が鍋底から離れやすくなります。
STAUBの鍋は、鉄の素地にガラス質のコーティングを施した鋳物ホーロー鍋です。その特徴として、「鍋の内側が凸凹している」というのがあります。
これは、「黒マットエマイユ加工」という STAUB独自の加工で、鍋の内側を凸凹させて食材と鍋が接する面積を小さくすることで焦げつきにくくするというものです。
そのため STAUBの鍋は「焦げつきにくい」といわれていますが、それでも調理法によってはくっついたり焦げついたりすることがあります。
STAUBと炊飯器の利点と欠点
STAUBのメリット
旨味を引き出す
密閉性が高く、食材の旨味を逃がしません。
調理の汎用性
炊飯以外の調理にも幅広く利用可能です。
保温性
鍋自体が保温性に優れており、冷めにくいです。
STAUBのデメリット
調整が必要
火加減や水分量の調整が必要で、慣れが必要です。
重さ
鋳鉄製のため、鍋自体が重く扱いにくい場合があります。
炊飯器のメリット
手軽さ
ボタン一つで炊飯でき、初心者でも失敗しにくいです。
機能性
タイマー機能や保温機能があり、便利です。
炊飯器のデメリット
風味が劣る
STAUBと比較すると、ご飯の風味や食感が劣る場合があります。
スペース
キッチンのスペースを取る場合があります。
STAUBで炊き方の注意点
よくある間違い３選
STAUBの炊飯で味がイマイチと感じる場合、
その多くは 炊き方に問題があるようです
浸水時間が短い
米が水を十分に吸収していないため、芯が残ることがあります。
火加減の調整ミス
強火や弱火のタイミングがずれると、焦げたり、べちゃっとしたりします。
蒸らし不足
蒸らしが足りないと、米がふっくら仕上がりません。
美味しい炊き方のポイント
これらの問題を解決するためには、
以下のポイントに注意してください
適切な浸水時間を確保する
米を炊く前にしっかり浸水させることが重要です。最低でも30分、理想的には1時間は浸水させましょう。
火加減をしっかり調整する
初めは強火で沸騰させ、その後はすぐに弱火に切り替えます。火加減の調整に慣れるまで、タイマーを使うと良いでしょう。
蒸らし時間をしっかり取る
火を止めた後、蓋を開けずに15分以上蒸らすことで、米の中の水分が均一に行き渡ります。
適切な水分量を守る
水分が少ないと固くなり、多すぎるとべちゃべちゃになるため、計量カップを使って正確に測りましょう。
鍋底に油を塗る
炊く前に鍋底に少量の油を塗ることで、こびりつきを防ぎます。
結論
STAUBで炊飯した時に、味がイマイチという意見には、炊き方が原因であることが多いようです。
適切な方法で炊けば、STAUBならではのふっくらした美味しいご飯を楽しむことができます。
- 鍋は独自の「黒マットエマイユ加工」のおかげでくっつきにくくなっている。
- 火加減をしっかりと調整する(強火→沸騰→弱火)
- 日々の手入れや定期的なシーズニング(油ならし)が大切
少しの工夫と練習で、あなたの食卓に新たな美味しさを加えてみてください。丈夫で耐久性に優れているのも特徴なので、ぜひ大切に使って料理の頼もしいパートナーにしてください。
STAUBでの炊飯を楽しみながら、日々の料理の幅を広げていきましょう。
このガイドを参考に、正しい手順を守れば、きっと美味しいご飯が楽しめるはずです。
